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お守りとしての意味を込めた婚約指輪


結婚指輪には宝石がついていないけれど、婚約指輪にはついている、というデザインのものが多くあります。
これは、宝石にお守りとしての力があると信じられてきたからだそうです。
結婚したらずっと一緒にいられるのだから、守ってあげられるけれど、婚約している段階ではまだ一緒に暮らしていないのだから守ってあげられないこともあるかもしれない、だからお守りの宝石を渡しておこう、という意味があって、習慣化されてきたものなのだそうです。
それを教えてくれたのは結婚前の主人でした。
当初婚約指輪は無くても良いと言っていた私にこういう話を聞かせ、「こういうわけだから渡しておきたい。指輪という形に興味が無いならネックレスやピアスにする手もある」と言われました。
しかし、私は結婚指輪にだけは夢を見ていて、理想の指輪像というものがあったので、ならばそれと合わせた婚約指輪にしてもらおうと思いつきました。
そこで、ならばまず石にこだわらなければならないんじゃないのかと思い至り、今まで興味がなかった宝石について、少し調べてみることにしました。
宝石にはたしかに石言葉というものがあるそうで、それによってお守りとしての効能が違うようでした。
そういえば、パワーストーンだって、宝石の一種で、お守りです。
私は4月生まれなので、ダイヤモンドや水晶が誕生石です。
なんだか調べているうちに効能も良いし、そもそも好きだし、やはりダイヤモンドにしてもらおうか、と思うようになりました。
そして、ダイヤモンドは大きさよりもカットにこだわるべきという記述を見つけました。
それはお守りとしての効能を求めるなら、という意味です。婚約指輪は結婚指輪とセットでオーダーメイドする予定だったので、そちらに相談してみることにしました。


来店して石を選んでも良いということでしたので、まずは見せてもらいに行くことにしました。
しかし、今まで興味すらなかった私が見ても、良し悪しはわかりません。
ここは、これが好きだという感覚に頼るしかなさそうですが、すべて同じに見えます。
特殊な機械があれば、どういうカットなのか素人目で見てもわかるものがあるそうなのですが、そのような機械はそこにはなく、鑑定書のデータと見た目の感覚しかありません。
そこで、主人が私にお守りをくれるというのだから、主人の直感を信じようということになったのです。
最初は渋っていたのですが、追い詰められてくじ引きのように決めてしまいました。
最終的に選んだものは、データとしても良いものでしたし、ふたりとも納得し、決めました。
婚約指輪と結婚指輪が同時に出来上がり、送られてきました。
開けてみると、もうひとつとてつもなくシンプルなダイヤモンドのネックレスが入っていました。
私は間違いかと思ったのですが、主人は当たり前な顔でそれを手に取ると「お守りなのに婚約指輪って普段使わないでしまい込まれるものだから」と、偶然にも誕生日が近かったこともあり、誕生日プレゼントとして内緒で作ってくれたそうなのです。
結婚からもうすぐ10年。
今でもそのネックレスは毎日身に着けていて、婚約指輪は家族で出かける時などにも気軽に使っています。
主人が込めた意味のとおり、私達夫婦の絆を守り続けてくれているのではないかと思います。
ちなみに、指輪かネックレスかどちらに選んだダイヤモンドを使ったかなのですが、ふたりで選んだのものは指輪に、主人がこっそり選んだものがネックレスに使われているそうです。

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